浮世絵ってどんなもの?

浮世絵は、日本画の1つで、16世紀後半に京都で始まりましたが、人々に行き渡り定着したのは江戸時代になってからのことです。人々の生活ぶりや、流行、風景、役者、美人など、身近なものが題材となっていました。

初期の浮世絵は墨だけで書かれていたのですが、その後色が付けられるようになりました。また、人々にザクザク売り払うために、重ね刷りをする版画の手法が無くなるようになりました。版画というのは、現代にとりまして相当めんどくさいやり方になります。意外と、絵師が墨で絵を描き、色を附ける部分は色を指定して、それを彫師に渡します。彫師は絵を板に貼ってから薄くはがし、墨の線のついた輪郭だけを残して後の部分を彫ります。色をつける部分は、また別途彫ります。色ごとに板を分けて彫るという、一大作業だ。その後の作業は刷師の出番だ。絵の具や墨において、紙に刷り込んでいくのです。こうして、何枚も何枚も刷って、売りさばきました。

人気の浮世絵は人々がふるって買いました。特にハンサムな歌舞伎役者の絵は、今で言えばブロマイドのようなもので、さんざっぱら売れたようです。また、お茶屋の看板娘や吉原の遊女等の絵もとことん描かれました。可愛くて評判の娘の絵はかわいく売れ、今で言うアイドルという感じだったようです。遊女を描いた絵は、モデルや女優さんの写真を見ていらっしゃるような感覚だったかもしれません。

その後人々が旅に興味を持つようになり、それでも一般の人が旅をするのはそれだけ簡単な事ではなかったので、色々な場所の風景画が流行するようになりました。今で言う絵ハガキのようなものかもしれません。現代では誰もが知っている、歌川広重や葛飾北斎などがこのような風景画を描いていました。

また、浮世絵の中でも「戯画」と言われるジャンルがあり、これはユーモアと笑いのセンス満載の浮世絵だ。裸の人間を寄せ集めて書いた人間の顔など、現在でも斬新な感じがする絵になっています。

浮世絵は、海外の画家たちにもいとも影響を与えています。浮世絵には、今までの西洋画にはなかった構図のとり方などがあり、その斬新な描き方に衝撃を受けたようです。その中でも有名なのがゴッホやモネで、絵の中に浮世絵が書いてあったりと、明らかに浮世絵の影響が感じられます。www.lifteco.cz

浮世絵ってどんなもの?